Googleに配信停止されたAndroidアプリを復活させる方法


先日、Googleからメールがあり、「お前は著作権のポリシー違反を何度も繰り返したから、アプリ停止したぞ」と言われた。

ポリシー違反をしたならしょうがない。真っ当なアプリを作ろうね。

悪いが僕のアプリは真っ当だ。指摘された違反内容は「著作権で保護されたコンテンツを不正使用」だが、僕のアプリにそんな物はない。フリーアセット・フリー素材は、クレジット記載が必要なものはしっかり記載した。にも関わらず、違反だ違反だと繰り返され、最終的には悪質な開発者だと思われたようで配信停止。

うーん。それはちょっと、納得出来ないね。どの素材が違反してるかは教えてくれないの?

教えてくれないよ。規約を読めば分かるよね?読んでねってリンクを送られるだけで、どこが駄目なのかは全然教えない。

自分で理解して直してほしいんだろうけど、真面目にやってる身からすると不毛だね……。

で、このままじゃせっかく作ったアプリがお蔵入りしてしまうので、どうにかして復活させる方法をここに書こう。同じような被害者が減ってほしいので、まだ被害にあってない開発者も明日は我が身だと思って読んでくれ。

Googleへ異議申し立てをしよう

専用ページに書類を添えて異議申し立て

さて、もしGoogleの措置に不服がある場合は、専用フォームから異議申し立てができる。

苦情を受け付ける窓口は用意してあるんだね。

苦情というよりは、間違っている場合はここで証拠を並べて申し付けろってことだ。ただの感情的なクレームじゃ、Googleは動かない。

なるほど……申し立てはどこからできるの?

ポリシーサポートチームへの問い合わせリンクからできるんだが、各アプリ毎に個別な上に、Playコンソールにそれらしきリンクは見当たらない。違反が通知された時のメールに記載してあるので、そこから移動しよう。


※Playコンソールの問い合わせ欄から試してもいいかもしれないが、僕はやっていないので期待通りの返信になるかは分からない。

さて、ポリシーサポートチームのページから問い合わせられるわけだが、文書が必要になる。

……文書? なんの?

コンテンツをアプリで使用する権利があることを証明する文書だ。そのため、各画像・音楽・フォントの出どころをURLと作者名で一つずつ記載した。クレジット記載が不要な物も含めてな。それをテキストファイルでまとめて提出した。

どうやら担当者が書類を見て審査するそうなので、「自分に悪意はない。違反箇所があるなら改善したいのでどこが駄目なのか教えてくれるとありがたい。Googleのポリシーはちゃんと読んだ」的なことを、僕なりに誠意を込めて書いた。

誠意、ね。

恐らくGoogleとしては、悪質なアプリが増えてきたことによる対策を強化したいんだろう。ポケモンGOブームの頃なんて、偽物が横行したからな。

それらと一緒にされないよう、真面目に作る気ですよということを一応書いたわけね。

その文章だけで解決するわけでは無いだろうが、もしかしたら読んだ担当者が具体的な違反箇所を教えてくれるかもしれない。相手も人間だからな。

で、結果はどうだったの?

それでも否承認になった場合

ゴールデンウィーク中の申し立てだったので、返答には6日にちがかかった。営業日でカウントすると4日。その結果……

否承認。アプリは復活しませんでした。

あっそ。役に立たない記事だね。はい、かいさーん。

待て! 話にはまだ続きがある。

メールには「別のアプリや組織のブランド、タイトル、ロゴ、または名前を、ユーザーを誤解させるような方法で使用するアプリは認められません。」と書かれていた。ようは、なりすましは違反ですってことであり、僕のアプリになりすまし要素が含まれているとGoogleは言っているわけ。

……あのさ、最初のメールの画像で気になってたけど、妖怪フレンズっていう名前がアウトなんじゃ?

僕もそう思ったのだが、もう少し目を下に向けてみると、なんと具体的な違反内容が書かれていたんだ!

おお! 感情論に訴えかけた卑劣な戦法が功を奏した! で、どこが違反してたの?

断じてそんな下心で気持ちを訴えたわけではないが、まあいい。その違反箇所は、以下の通り。

具体的違反箇所:https://www.yumineko.com/のなりすまし

ん? 弓猫ドットコム? これって……。

はい、僕のサイトです。

要するに、自分のサイトのなりすましですとGoogleに勘違いされていた、というわけです。

ズコーーー。なんじゃその不毛なオチは。

最初は「おいおい、どんだけズボラなんだ」と呆れたが、よく考えてみたら、僕が任天堂やカプコンを勝手に名乗ることも、システム上では事前承認なしに簡単にできてしまうため、それ対策だろう。逆に誰かがyumineko.comをなりすますこともできてしまう。

なるほど。それを防ぐために、若干過剰な監視をしているわけね。

今回は、「yumineko.comの管理者と明確に分かるスクショを送れ」との指示がメールに書いてあったので、それを添付したら無事承認された。


▲無事、ストアに掲載された(執筆時点ではクローズドベータなので、検索しても出てこない)

良かったねえ。でも、いちいち停止措置を食らってからこんな対応をして本人確認をしてたら、やってられないよね。

そこで、事前にどうすれば良かったのかをこれから書いていこう。

否承認・停止措置を受ける前に必ずやるべきこと

事前通知をGoogleへ送る

実は、「私は本人です」「この素材は使用許可を得ています」などのドキュメントを、アプリ送信前からGoogleに通知できる専用フォームがあるんだってさ。

つまり、そこで今までのドキュメントを送っておけば、今回の悲劇は避けられたわけね。

ああ。フォームは Playコンソールの [ストアの掲載情報] ページの [詳細な説明] 入力ボックスの下から行ける。ここで、以下の文書をアプリ配信前に送る必要がある。

まとめるもの
・自分のウェブサイトが本人のものであることを証明する管理画面スクショ
・素材を使った場合は、有料無料を問わず作者と配布リンクをまとめて記載
・事前にiOS版を配布していた場合は、iOS版の管理画面のスクショ

Twitterで同業者から聞いた話だと、iOS版を先行配信していた場合も引っかかるおそれがあるそうだ。

落とし穴すぎる。

Googleのポリシーが改訂されたのは最近のことで、異議を申し立てた際に「現在通常より大量の異議申立てを受領しており、通常より返信にお時間を頂戴しております」と言われた。きっと、僕のように混乱している開発者が多いんだと思う。

まあ、一件落着で良かったね。


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