RPGアツマールで問題視されていた規約が遂に改訂! 使うならしっかり確認しておこうな!


先日、「ゲーム投稿サイト『RPGアツマール』の規約がヤバイ」ってことは、記事でお伝えした通り。

過去記事:『RPGアツマール』の規約に疑問を感じたので、運営と直接議論してきました

投稿された二次創作に対して、作者は一切の権利を主張できませんよってやつだよね。運営に悪意が無いにしろ、ちょっとあれは強引だった……。

と、運営は猛省したらしく、数日に及ぶ話し合いの末、規約が改訂されると公式発表があった。今回はそれがどう変わったかを書いていくわけだが……。

だが?

その前に言いたいことがある。今回の記事は運営を煽って叩いて炎上させてやろうって記事でもなければ、逆に運営を擁護してステマする記事でもない。僕らユーザーが安心して使えるかどうかを精査する記事だ。運営と話をしてきたとは言え、僕はユーザー側の人間だからな。

これは前回の記事でも言ったはずなのだが、非常に残念なことに、記事や規約を誤読して「これだからドワンゴは」と口にする連中が一定数見られた。

あのなあ!? そういう記事じゃねえって言ってんだろ! 規約を紐解いて「この暴力的な記載はなぜ生まれたか」「実際アツマールは危険なのか」を事細かく書いたんだよ。最初っから叩きたいだけならもう記事読まずにさっさと失せろ! 消えろ!

あーーー!! やめて!! そういう人たちの誤解を解消するための記事でもあるんだから、暴言はやめて!

うるせえ! あそこまで懇切丁寧に説明して誤読するような輩なんかお呼びじゃねえわ! せいぜい古い情報で誤解したままでいればいいさ!

暴言はやめてと言ってるでしょうが!!!

よし、これで記事を曲解する連中は追い払えたはずだ。前回も、しっかり読んで理解してくれた方はたくさんいたからな。そういう人たちのために、アツマール規約がどう変わったのかの続報と、本当に安心して使えるかを考察した記事を書いていこう。ここから先が本題だ。

しくしく……どんどんこのブログの味方が減っていく……最初から本題に入ってください。

規約がどう変わったか?

前回までのおさらい

まず、前回までのおさらいをしよう。もう把握している人は、ここは読み飛ばしていいぞ。

初期の規約で問題視されていたのは、利用規約5-1-4の部分だった。

第5条(投稿コンテンツについて)
1. 投稿者は投稿に先だって、次のことを確認し、予め同意するものとします。
①投稿コンテンツを、本サービスにおいて指定される形式ファイルにより投稿すること
②他の利用者から利用可能な状態となること
③niconico内での利用に限り、有償・無償を問わず、他の利用者が投稿コンテンツを改変・利用して、二次的著作物等を創作できること
本項③に基づく他の利用者による投稿コンテンツの利用に対して著作者人格権その他いかなる権利の主張及び行使も行わないこと

RPGアツマール利用規約(2016年12月8日)

これにより、「あなたが投稿した作品の二次創作が公開された場合、その二次創作に対しいかなる権利も主張できませんよ」ってことになる。当然、丸パクリや侮辱・中傷的な二次創作の削除申し立ての権利もないことになる。規約だけを見るならな。

実際のところ、運営にそんなつもりはなく、不当な二次創作に対して削除申請はちゃんと通るんだよね。ただ、著作者人格権って「腹減ったのでオマエの二次創作は削除」ですら通るほど強力な権利なので、二次創作の活性化を図る上では悩ましい権利だったので制限した、ってのが前回までの経緯だっけ。

その通り。二次創作の理不尽な削除を守ろうとするあまり、危険な規約になってしまったという、ドジっ娘な運営だ。

ドジっ娘って……。

運営のTwitterは美少女アイコンだぞ。中身も美少女に決まってんじゃん。

そ、そうだね。

その他いかなる権利、の記載が削除

RPGアツマールの規約の修正案 – ニコニコ自作ゲームフェス

つーわけで、実は2016年12月1日の時点で、修正案は公開されていた。驚くほど話題にならなかったが。みんな、過激なネタには食いつきがいい。

まあまあ……。で、実際にどう変わったの?

実際に、2016年12月13日時点での規約を確認してみよう。

第5条(投稿コンテンツについて)
1. 投稿者は投稿に先だって、次のことを確認し、予め同意するものとします。
①投稿コンテンツを、本サービスにおいて指定される形式ファイルにより投稿すること。
②他の利用者から利用可能な状態となること。
③niconico内での利用に限り、有償・無償を問わず、他の利用者が投稿コンテンツを改変・利用して、二次的著作物等を創作できること。但し、ニコニコ活動ガイドラインに抵触する場合はこの限りではありません。
④本項③に基づく他の利用者による投稿コンテンツの利用に対して著作者人格権の主張及び行使を行わないこと。

RPGアツマール利用規約(2016年12月13日)

分かるかな? 著作者人格権その他いかなる権利の主張及び行使も行わないこと と書かれていた5-1-4から、その他いかなる権利という部分が削除された。

著作者人格権の行使は相変わらずできないんだね。二次創作があらゆる理由で削除対象になっちゃうから、こればかりはしょうがないか。

ああ。著作者人格権を行使できなかったとしても、この規約なら不当な二次創作に対し削除申請をすることは可能だ。ニコニコ自作ゲームフェスのブロマガにも書いてある。

■問題がおきたらどうしたらよいか

「自分の作品が、非常に問題のある二次創作として使われた場合どうしたらいいのか」というご心配があるかとおもいます。

例えば、公序良俗に反するものや、完全にコンテンツを転載したものは、第5条1の④にかかわらず、ご自身の権利にもとづいて削除申請をすることができます。

RPGアツマールの規約の修正案 – ニコニコ自作ゲームフェス

「ご自身の権利」ってのは、具体的にどんな権利なの?

第7条(本サービス利用時の禁止事項)だな。例えば以下のコンテンツの投稿が禁じられている。

① 法令に違反する行為及び違反する行為を幇助・勧誘・強制・助長する行為
⑤ 本サービス及び投稿コンテンツ(自己の投稿コンテンツを除く)を利用した営業活動、営利を目的とした利用およびその準備行為
⑦ 他人の名誉、社会的信用、プライバシー、肖像権、パブリシティ権、著作権その他の知的財産権、その他の権利を侵害する行為(法令で定めたもの及び判例上認められたもの全てを含む)

(利用規約第7条の一部を抜粋。他にもたくさんあるので一度目を通しておこう)

これにより、法に抵触しているものや、作者・原作その他をコケにした作品、二次創作で勝手に儲けようとしているコンテンツに待ったをかけることが可能だ。

じゃあ、運営が勝手にノベライズ・アニメ化・映画化して儲けちゃっても、作者に金銭が全く行き届かない!なんて事態にもならないわけね?

ここが1番誤読された部分なんだが、そもそもアツマール規約で許諾している二次創作はniconico内に限ったものだ。同人誌やアニメ化その他などの、niconico外の二次創作やメディアミックスについて記載したものではない。

更に言うと、アツマール規約では商品化権の許諾を得ていないので、この規約のままドワンゴが勝手に投稿コンテンツで商売すると、訴訟された時にドワンゴが不利っつーか、負けると思う。

なるほど、少し安心したよ。

さっきのブロマガに、細かいQアンドAが書かれている。勝手に商品化されちゃうの?とかね。気になる人はそっちも要チェック。

規約とどう向き合うか?

最後に。この記事で一番言いたかったことを書いて終わらせたいと思うが。

面倒くさいから帰っていい?

君ってほんと鬼畜だよね。

利用規約で運営が目指しているものは、紛争の最小化だ。これは、僕が運営と直接議論してきた際の会議チャット(誰でも参加可)で、運営が何度も口にしている。

紛争の最小化……?

武器として振り回すもんじゃないってことだ。誰かの権利を不当にねじ伏せて自分だけ美味しい思いをしようとしたら、紛争が起きるのは当たり前。そうではなく、5-1-4の件で言うなら「二次創作が気まぐれで消されて揉めないようにしよう」と思ったが故の暴挙ってこと。詰めが甘いとしか言いようがないけどな。

何様のつもりなのよ……。

第7条に禁止事項がズラッと書かれているぞとさっき紹介したけど、あれも誤解されがちなんだ。あれは「これら禁止事項に触れたら絶対削除ですよ」ではなく「削除することがあります。申請を受け入れる余地はちゃんと用意してあります」ってことだ。これも紛争の最小化。

規約に抵触したから機械的に即削除ー!!じゃ紛争が起きても仕方ないでしょ。もしかしたら悪気はなかったのかもしれないし、「規約に抵触しているとのお問い合わせいただき、問題とされる箇所を差し替えました」で丸く収まるならそれが一番。そのための規約ってことだ。

いつになく平和的な見解を述べていて不気味なんだけど、いったいどうしちゃったの? 運営に買収されたの?

記事の最初で言ったはずだけど、僕はユーザー側の人間なので、この記事を書いてもドワンゴからお金がもらえることは一切ないし、むしろ前の記事はドワンゴからすると不利な記事なので、向こうは結構手を焼いたと思うよ。うん。

それに、僕はお金が大好きなので、もし金銭をいただいたら自慢しちゃうと思います。諭吉の束を受け取りながら握手で運営とツーショット決めた写真を、Twitterとインスタに投稿したいです。今からでも遅くないですよ、どうですかドワンゴさん。

ああ、いつものゲスい人格が戻ってきた……。ホッとしたような残念なような……。

話がそれてしまったけど、実際アツマールが健全かどうかは、利用規約よりも運営体制を観察するほうが確実だと思う。いざ不誠実なことをやらかしたら「お前ら何やってくれてんの?」と言える権利はちゃんとあるわけだしな。

まあ、YouTubeの利用規約も結構危ないこと書かれているからね。

ニコニコ動画の運営実績を見ても、あいつら運営がそんなに非道なことはしないでしょうって思えるんじゃない?

……思えますかね? 運営叩きって今まで何度あったか分からないし、未だに一部で本社爆破オチの動画があるわけだけど……。

あーそこ突っ込んじゃうか……。まあ、ニコニコ動画の運営に文句は尽きないんだけど(クソ回線とか生放送30分制限とか、そのくせ超会議が無駄に豪華だったりとかプレイヤー使いにくいとかニコる廃止とかetc)、少なくとも投稿者の権利を剥奪して商売して食い物にはしていないでしょう。そこの点においては、ぽっと出のベンチャー企業より長年の実績があるわけですよ。

まあ、そう言えないこともないか……。

つーかね、下手に長年の実績がついちゃうとコンプライアンス殴りに弱いわけ。あくどいことなんてやりたくてもできないんだよ。

確かにそうなんだけど、なんか冷たいコメントだね。

いや、一応運営としては、ユーザーのコンテンツを守り育てたいという想いがあるみたいだよ。意外とドワンゴってマニアックなフリゲ好きが多いみたいだしね。ただ、そんなことを書いても運営の回し者にしか思われないじゃん。

今書いちゃったけどね。

感情論で物を語ると話が進まないので、無味乾燥に読み解いたまで。情を廃した見方も時には必要でしょう。その結果、この規約なら問題はないだろうねってこと。

ただ、コミュニティを運営するのは人間であり、人間には感情がある以上、全てにおいて感情論を廃した考察ばっかしても不毛なんだ。最後は担当者たちがどんな気持ち・理念で運営しているかが大事で、そこは規約からは汲み取れない部分だよ。

だから、実際の運営体制を見て判断していけばいいんじゃないのと、そういう話ですね。お分かりいただけただろうか?

最後の最後で不穏な言い回しをしないでくれるかな?


 

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