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ああ……面倒くさかったね。

あの記事を読み、我々と共に初期設定をすませたツクラー諸君。よくぞここまで生き残った。我々は選ばれし者たちだ。

なにを大げさな……。

あの手順は、最初の1回だけの初期設定。乗り越えたならもうカンタンだ。ここから先は、実際にapkファイルに出力してスマホで動かすところまでやってみよう。

apkファイルに出力する

Manifest.json を用意する

ではさっそくapkファイルを……といきたいが、ちょっと待った。

ん? どうしたの。

apkファイルを作るに辺り、manifest.jsonというファイルを用意してやる必要がある。アプリ名がなんなのか、アイコンはどうするのか等を指定するためのテキストファイルで、自分で記述して用意しなければならない。

んなもんツクール側で用意しとけー!!!

いや、まあ、うん。ほんとそれな。初期設定の煩わしさといい、発売時期の遅い日本語版では何かしら改善されていると嬉しいんだけどね。

manifest.json はテキストファイルなので、メモ帳などの使い慣れたテキストエディタで編集することが可能だ。
一から記述するのも大変だと思うので、当サイトでひな形となるサンプルファイルを用意した。
以下をダウンロードし、必要に応じて設定項目を書き換えてほしい。

設定項目は以下の通り。

  • name
  • アプリ名として、ホーム画面などに表示される名前。
    Sampleと書かれている部分を、好きな名前に変える。
    なお、2バイト文字(全角文字)を使うとエラーを吐くので注意。
    原因を究明中ですが、同じ症状が出た方や改善策が分かる方、コメント欄にて情報提供をお願いします。

  • xwalk_version
  • アプリのバージョン。0.0.1となっているが、正式版なら1.0.0以上にしよう。
    明確な決まりがあるわけではないが、右に行くほど小さな修正のバージョンアップとなる。
    ちなみに、0.0.1のままでも特別なにか支障があるわけでもないので、こだわりがないならそのままでも構わない。

  • start_url
  • 最初に読み込まれるファイル。特にいじる必要はない。

  • display
  • どの画面モードで実行するか。これもfullscreenのままでいいだろう。
    他に「standalone」「minimal-ui」「browser」があるが、どういう違いがあるかは検証中。

  • orientation
  • 画面の向きを決める項目。

    設定の種類
    landscape:スマホの設定に関係なく、横固定。デフォルト解像度なら、これが無難。
    portrait:スマホの設定に関係なく、縦固定。
    unspecified:自動選択。利用者のスマホの設定が優先される。

    他にもいくつかあるみたいだけど、大抵の場合はこの3つのうちのどれかでいいはず。
    ちなみに、portraitで縦固定にしても、アスペクト比が自動で変わるわけではない。
    アスペクト比が画面と合わない場合、余った部分が黒塗りで埋められるので注意。
    つまり、縦画面のゲームを作りたいなら、あらかじめ解像度を縦長に設定しておく必要がある。

    解像度の変更に関しては、当ブログの素材[ツクールMV] 解像度変更プラグインをご利用下さい。

  • icons
  • アイコン画像をサイズ毎に決める。面倒な場合は全部同じ画像でいい。iconフォルダの中にサンプル画像があるので、テスト段階ならそれを使えばいいだろう。

    無題
    保存したら、ツクール側で出力したファイル群の中に、manifest.jsonを入れる。
    index.htmlと同じ階層になればいい。

    これで、全ての準備が完了。いよいよ、apkファイルの出力にとりかかるぞ。

    コマンドプロンプトで、Crosswalkの make_apk.pyを実行する

    cmd
    manifest.jsonを置いたディレクトリで、コマンドプロンプトを起動する。
    管理者として実行する必要があるので注意。

    で、以下のように打ち込む。

    python C:\crosswalk-10.39.235.16\make_apk.py --package=com.example.sample --manifest=manifest.json

    –package の後には、自分で所有しているドメインを指定する。
    なお、com.example のように、トップレベルドメイン(comなど)から書き始める点に気をつけよう。
    その後の.sampleはアプリ名だ。自由に設定していい。
    持ってない場合は「com.example.アプリ名」でいいが、Google Playストアで公開することはできないので、自分のサイトなどにアプリをアップロードして公開することになる。

    Playストアで公開したい場合はどうすればいいの?

    それは書くと長いので、別記事で取り扱う。今はアプリ化の手順の説明ということで、com.example.アプリ名で話を進めるぞ。

    記入したらEnterを押そう。[BUILD SUCCESSFUL]と表示されれば成功だ。
    同じ階層に、apkファイルが2つできていることを確認しよう。

    2つあるapkファイルは、どっちを使えばいいの?

    ファイル名に「arm」が含まれている方だ。x86はパソコン向けCPU向けのファイルだが、ほとんどのスマホはARMアーキテクチャCPUなので、armのほうを公開すれば問題ないだろう。

    スマホにインストールする

    ここまで来れば、後はDropboxやGoogle Driveなどにアップロードし、スマホからアクセスしてダウンロードするだけだ。
    Android端末側で不明な提供元アプリのインストールを許可する必要が有るため、[設定]→[セキュリティ]→[不明な提供元]をオンにしよう。

    以上、お疲れ様。最後が駆け足になってしまったが、説明するのに疲れた。許して。

    しばらく休んでていいよ……。

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