[必読]RPGツクールMV で、Androidアプリ用のapkファイルにパッケージングするための初期設定まとめ


RPGツクールMVの海外版が発売されたので、さっそく買った。同じような購入者たちは、JavaScriptを用いたプラグイン開発に躍起になっている。

弓猫チャンネルも後に続こう! さあ、XPスタイルバトルを作るのです!

それは他の人に任せる。とりあえず、Android用に出力できるって部分が気になっていたのだが、想像以上に面倒くさかった。以下に、具体的な手順をまとめよう。躓いている人も、参考にしてみてくれ。

なお、海外版を購入したため、ツクール側の画面は海外版での説明となる。
日本語版の発売に合わせて、記事を修正する予定。

ツクールMVで、変換ファイルを出力

ツクールの機能だけでは、apk形式には出力できない

まず手始めに断っておくと、ツクールMVだけではアプリを作れない。
あくまで変換用のファイルを吐き出すだけなので、そこから先は外部の開発キットなどを使い、手動で変換する必要がある。

ツクール側で出力1
ではさっそく、変換用のファイルを出力しよう。
ゲームが完成したら、File -> Deployment… を選択する。

出力設定
Android / iOS を選択する。出力先はどこでもいい。

出力
変換用のファイルが出力された。
これをこのままzipにして公開したり、サーバーに公開してはいけない。

以上で、ツクール側の作業は終了。

えっ、これだけ?

ここから、地獄のような設定作業が始まる……頑張ろう。

なお、設定は初回だけだ。次回からは、コマンドプロンプトで一行叩くだけで変換できるので、めげずに乗り越えてほしい。

もうちょっとツクール側で機能をつけてくれてもいいのに……。

外部ツールキットらを導入する

Pythonをインストールする

apkファイルを作るにあたり、Python(パイソン)と呼ばれる言語を使用している。
そのため、Pythonをパソコンにインストールする必要がある。
OS Xの場合は既にインストール済みらしいので、その場合はこの項目はスキップして構わない。

Pythonダウンロードページより、インストーラーを入手する。最新版で構わないだろう。

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インストーラーを起動したら、Customise Installation を選択。
Install Nowでもいいのだが、後の環境変数の設定で楽をするために、Cドライブ直下へインストールする。ツクール公式マニュアルが推奨している設定なので、それに倣ったほうが無難ということで。

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なにもいじらず、Nextをクリック。

3
インストール場所を聞かれるので、C:\Python35-22 など分かりやすいパスを指定。Installをクリック。
Cドライブ直下に、Python35-22フォルダができる。
35-22はバージョンに則したネーミングなので、バージョンやお好みで変えてもらって構わない。
自信がない、よく分からない場合は、とりあえず当サイトと同じパス C:\Python35-22 にしましょう。

環境変数の設定

インストールしただけではだめで、環境変数を設定してやる必要がある。

えー、なんか難しそう。

Pythonを使うソフトは複数ある。それらソフトに向けて、Pythonをインストールした場所はどこかを教えてやらないといけない。そのために設定するのが、環境変数だ。要はインストール場所を指定するだけだよ。

なお、環境変数の設定は、Pythonの他にもインストールすることになる他のソフトでも行なう。
同じ操作なので、しっかり読んで慣れておこう。
なれない場合は、この項目を読みなおそう。

4
そういうわけで、環境変数の設定をしていこう。
PCアイコンを右クリックし、プロパティを開く(Windows7はマイコンピュータ。Windows8は知りません調べて下さい)。

5
システムの詳細設定 -> 環境変数 の順にクリック。

6
システム環境変数の中にある Path を選択し、編集 をクリック。

7
ここの「変数値」の欄で環境変数を設定するのだが、文法をミスるとアプリ化に失敗するので、慎重に記述しよう。

;C:\Python35-22\

のように、インストール場所を変数値の最後に追加する(既に入力されている文字を消さないように注意)
なお、先頭のセミコロン(;)だが、既に入力されている文字の最後がセミコロンの場合は必要ない。
入力したらOKを押す。

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ちゃんと設定できたか確認しよう。Windows10なら、画面左下の「WebとWindowsを検索」にて cmd と入力してEnterを押し、コマンドプロンプトを起動する。
他OSの場合は、コマンドプロンプトの呼び方を調べて下さい。Windows7なら、スタートメニュー内に入力欄があるはず。

ここで、
python --version
と入力しEnterを押す。設定が正しければ、Pythonのバージョンが表示されるはず。
エラー文が出た場合は、インストール場所の指定を間違えているか、セミコロンを付け忘れているか、全角文字が紛れているかなどの原因が考えられるので、頑張って解決しましょう。

インストール→環境変数の指定 を繰り返すことになる。特に環境変数の設定に関しては、覚えておくようにしよう。次からその部分は説明を簡略化するぞ。

ふええ、了解。

JDK(Java Development Kit)をインストールする

さあ、テンポよく行こう。
次はJDKのインストール。
AndoridアプリはJava言語で動くため、変換にJDK(Java開発キット)が必要というわけだ。

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Java公式サイトのダウンロードページより、最新版を入手する。

なお、64bit版と32bit版があるので、OSのバージョンに合ったものを入手するように。
確認は、先ほどの「PCを右クリックしてプロパティ」から確認できる。
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10
こ↑こ↓で確認できる。この場合は64bit版をダウンロードすればいい。

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確認できたところで、OSのバージョンにあったものをダウンロードする。
規約に同意しないといけないので、先にAccept License Agreement にチェックを入れよう。

インストーラーは、特にこれといって気にすべき点はないので、OKを押してインストールを完了しよう。

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C:\Program Files\Java\jdk○○ (○○はバージョン)にインストールされているので、パスをコピーする。
ここから先は環境変数の設定なのだが、先ほどとは少し異なるので、しっかり読んで設定しよう。

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先ほどのように、環境変数の設定を呼び出すのだが、Pathの設定ではなく「新規」ボタンを押す(2個あるが、下の方のボタン)

変数名:JAVA_HOME
変数値:先ほどコピーしたJDKのインストールパスをそのまま貼り付け

入力したらOKを押す。が、これで終わりではない。
次はPathの設定を行なう。

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Pathを選択し編集を押したら、末尾に
;%JAVA_HOME%\bin\
と追加で入力。OKを押す。

15
正しく設定したか確認しよう。
コマンドプロンプトで
java -version
と入力しEnter。バージョンが出力されれば成功だ。

なお、Pythonの確認の時にコマンドプロンプトを出しっぱなしの場合は、一度閉じて再度呼びだそう。

Antをインストールする

Antが何なのかわからないが、必要らしいのでとりあえずゲットしよう。

説明に疲れてきたからって、説明を端折るなー!!

なんかね。javaで開発したソフトのビルドやパッケージ化に必要らしいんだ。とりあえず、OS Xも含めてマストでインストールしよう。

うん、分かった……。

これは、JDKの時とほぼ変わらない。さくっと終わらせよう。

Ant公式サイトのダウンロードページより、16
下の方にある zip archive のバージョンを入手する。

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ZIPファイルを解凍する。インストーラーはないので、展開したフォルダをそのままCドライブ直下に置いてしまおう。
なお、環境変数の設定で必要になるため、JDKの時と同様に、インストール先のパスをコピーしておく。

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みんな大好き環境変数の設定!
下の新規ボタンを押し、

変数名:ANT_HOME
変数値:さっきコピーしたAntの設置先パス

と入力しOKを押す。
詳しい手順が分からない場合は、JDKやPythonの環境変数の設定項目を読みなおそう。

19
Pathの設定も、JDKの時と同様に行なう。

;%ANT_HOME%\bin\

を末尾に追加しよう。

20
恒例の確認作業。
コマンドプロンプトを新たに呼び出し、ant -version と入力しEnter。
バージョンが表示されていれば成功だ。

あのさあ、あと何回やんのよこれ。

2回。

2回……2回なら頑張るか……ぜぇぜぇ……。

Android SDKを導入する

Androidアプリを作るとならば、当然開発キットを入手せねばならない。

ならない。

21
Android SDK公式サイトのダウンロードページより入手する。
STAND ALONE SDK TOOLS のほうをクリック。
Download the SDK nowをクリックし、OSにあったバージョンを入手。

22
インストールだが、環境変数の設定を楽にするため、

C:\android-sdk

にでもインストールしよう。
ツクール公式マニュアルに則った設定なので、自信がない場合はここにインストールしよう。

23
インストールしたらSDK Managerを起動し、以下の4つをインストールする

  • Android SDK platform-tools
  • Android SDK Build-tools
  • Android6.0 (API 23) ※バージョンは変わっているかも
  • Google USB Driver
  • 項目にチェックを入れ、Install xx packages… をクリック。

    24
    Accept Licenseで規約に同意し、Install。
    しばらくするとインストールが完了する。

    環境変数の設定だが、Pathを編集し、

    ;C:\android-sdk\
    ;C:\android-sdk\tools\
    ;C:\android-sdk\platform-tools\

    の3つを末尾に追加。OKを押す。
    コマンドプロンプトは、

    adb version

    で正しく設定できたかを確認可能だ。

    環境変数の設定にも慣れてきたと思うので、画像は割愛する。

    次はいよいよ最後、Crosswalk Projectの導入だ。これも今までの手順を踏めたならチョロいので、さっさと終わらせてしまうぞ。

    Crosswalk Project

    Crosswalk Projectダウンロードページより、安定版であるcrosswalk-10.39.235.16.zipを入手。
    最新版ではないので注意。

    後はAntと同じでインストーラーがないので、zipファイルを解凍してC直下に置く。
    環境変数の設定は必要ない。

    以上。初期設定は終了。お疲れさま!

    本当に疲れたわ、このバカ!!

    俺だって記事の更新疲れたわバカ! いちいちスクショ撮って記事にする労力を考えろや!!

    しかも、日本語版が発売されたら、日本語の公式マニュアルが読めるわけで、この記事の存在意義って果たしてどれだけあるのやら……。

    それ以上言うようなら、命の保証はできないぜ?

    次回、apkファイルへ変換する方法を記事にします。

    追記。記事にしました。
    初期設定を済ませた後に、RPGツクールMVでAndroid用apkファイルを出力する方法


     

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    3件のフィードバック

    1. エロ次郎 より:

      いつもお世話になっています、エロ次郎です。
      antの環境変数設定後、確認が失敗しています。
      Unable to locate tools.jar. Expected to find it in
      C:program Files\java\jre7\lib\tools.jar
      apache ant(tm) version 1.9.6 compiled on june 29 2015
      とでます。
      tools.jarがたりないのでしょうか?
      どうしたら入れられるか教えていただければ幸いです。

      • 弓猫 弓猫チャンネル より:

        エラーメッセージを調べてみたところ、どうやら環境変数の設定に問題があるようです。
        %JAVA_HOME% のパス設定が正しく行なわれているかどうかを確認してみてください。

        当記事の「JDK(Java Development Kit)をインストールする」の項目です。
        また、antのパス設定を「%JAVA_HOME%\bin;」より先に記述すると上手くいかないことがあるようです。

    2. 遊介 より:

      お世話になっております。

      チェックまではたどり着いたのですが、最後に

      UnicodeDecodeError: ‘utf-8’ codec can’t decode byte 0x97 in position 136: invalstart byte

      と表示されて完了しません。

      試しに文字コードをEUR-JPで保存し直してみましたが同じエラーが出ました。

      あと一息なのですが、どうでしょうか?

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