ヒロインに空き缶を投げつけられるギャルゲ『エビコレ+ アマガミ』で遊んでみた


2015年7月のフリープレイの目玉、エビコレ+ アマガミで遊んでみたぞ。

アマガミは良いとして……エビコレ+ってなに?

発売元のエンターブレイン(eb、エビなどと略される)が出す、ベスト版のようなものだ。公式サイトによれば、アンケート等でユーザーの要望に応えた廉価版らしい。

なるほど。

どんなゲームか?

失恋から始まる物語

主人公は、高校二年生の男子。
デートの約束をすっぽかされた経験があり、恋愛に対してやや奥手になっている。

が、ひょんなことがキッカケで、
このままではいかん!クリスマスまでに彼女を作って、甘い時間を過ごさねば!
どげんかせんといかん!!

と思うようになる。

どげんかせんといかんって……古すぎる……。

まあそんなわけで、クリスマスまでに彼女を作るための高校生活を楽しもう、という恋愛ゲームだ。

基本はオーソドックスな、懐かしさを覚えるシステム

2015-07-14-134112
主人公の名前を決めるところからスタート。
フルボイスが定着しつつある今となっては、このような名前入力欄は少し懐かしさを感じる。

弓猫シオン……確かに、このサイトは弓猫チャンネルだし、あなたはシオンって名前だけど。現代モノにしてはひどく浮いた名前ね……。

便宜上、な。

あ、そうだ。アマガミは主人公以外フルボイス仕様なのでそこはご心配なく。名前の部分は「キミ」「あなた」などのように置き換えられて再生される。

ちなみに余談だが、システムでボイスを「クラシック」に変えると、セリフに合わせて「ポポポポ」と高めの効果音が鳴る仕様にできる。声質は自分の脳内で再生したいという人にオススメだ。俺はクラシックにしている。

懐かしさを覚えるシステムっていうのは、そういう部分も含んでいるのね。

2015-07-14-133953
日付け、時間帯ごとに、どこへ行くのかを選択できる行動画面。
画面の細かい見方までは割愛させてもらうが、お目当てのヒロインと会話ができる、効率的なシステムだ。

お目当てのヒロインを選び、そこでイベントが発生。時には選択肢や、どんな内容の会話をするかなどのコマンドが現れ、主人公の取った言動でヒロインの好感度が変化する。

ここらへんは、ギャルゲー経験者には安心できる基本的な設計だね。

うむ。さらに、夜になるとその日1日の行動をもう一度やり直すことができる。選択肢やヒロイン選びを失敗したなと思っても、融通が利くわけだ。

へえ、それは便利だね。ある程度は大胆に行動しちゃってもいいのかも。

実際に遊んでみた

というわけで、お待ちかね。実際に遊んでみたので、冒頭部分をかい摘んでご紹介。全員ではないがキャラの紹介もしてるので、上記を読んで気になった人は見てみてくれ。

ギャルゲーでは定番の、人懐っこい妹

2015-07-14-134423

寝坊しそうな主人公を、元気いっぱいで人懐っこい妹が叩き起こしにくる。着替えるから外で待っててくれ……。もはや、手垢で擦り切れるほど使われてきた、安心感のある光景だ。やはり、日常系のギャルゲーはここから始まらないとな。

幼なじみってケースもあるよね。で、この妹さんは攻略対象なの?

いや、青春時代を送る男子高校生が、彼女を作ろうと奮闘するストーリーで、妹を口説くために必死になるってどうなんだよ……。恐らく、こいつは誰とも彼女を作れなかった時のための救済用だろう。共通エンド、ノーマルエンド扱いじゃないかな。

な、なるほど。妙に説得力のある説明ありがとう。

2015-07-14-134432
▲主人公のことを「にぃに」と呼ぶほどにはテンプレな妹。しかし、一応は主人公と同じ学校に通っている高校1年生のはずなのだが、背負っているソレは一体なんなんでしょうね……。

真面目で人当たりのいい優等生、「絢辻 詞」

妹とじゃれあったり、暴力を振るわれるなどの定番ネタが済んだところで、いよいよ物語は本題に入り始める。
まず1人目のヒロインは、同じクラスメイトの絢辻 詞(あやつじ つかさ)

2015-07-14-134645
▲学校行事の実行委員長を決める時のワンシーン。優等生キャラのようだ。

真面目チャンかー。不真面目の塊みたいなシオンが苦手そうなタイプだね!

いや、あくまで秀才なだけで、あまりカタブツ感は出ていない。親切でおしとやか、と言った印象だ。

2015-07-14-134823

2015-07-14-134911
▲進路希望の用紙を、綾辻に提出するときのワンシーン。受け取った用紙をしっかり確認し、記入もれを見つけ、挙句「口頭で言ってくれれば、私が書いておくよ」とまで言ってくれる。面倒見が良すぎる。

へえ……確かに、あまりカタブツ感は無いね。親切でいい人じゃない。

……そうか?

ん? なによ、そのツレない反応は。

いや、どうも出来すぎているというか、こなれてる感じがしてね。裏がありそうなキャラなんだけど、まあ正統派なギャルゲっぽいからそこまで凝ったことは無いのかな……。

考えすぎでは……。

2015-07-14-134943

例えば、ここ。さっきの進路希望用紙のシーンだが。記入もれを確認する都合上しかたないのかもしれないが、他人の進路を覗き見するのはあまり関心しない。記入もれの確認なんて教師にやらせればいい話だしな。

覗き見だけでもあまりいい趣味ではないが、あろうことか進路に関して若干失礼とも取れるコメントをする辺り、本当に中身まで優等生なのかなと勘ぐってしまった。

本当に、重箱の隅をつつくようなアラ探しが得意だね……初日からそんなんじゃ、彼女できないでしょ!

既にアマガミをするほどの仲良し「棚町 薫」

ヤンキー疑惑の綾辻のイベントが終わったところで、次のヒロインの紹介が始まる。

綾辻さんになんの恨みがあるのよ……。

今度は、先ほどとは打って変わってアクティブな女の子になる。
これまた同じクラスメイトの、棚町 薫(たなまち かおる)だ。

2015-07-14-135055
▲ノッケからこの調子である。攻略したらどんなことをされるのやら。

ひゃー、これまた大胆なことで。というか、彼女できてるじゃん。この子でいいよね、もう。

俺もそう思ったが。立場上は、「ふざけ合うだけの残念な仲良し」らしい。

どうやら中学生の頃からの仲らしく、恐らくは「今さら異性として意識できない」って類いのヒロインだな。

幼なじみってこと?

うーん、どうも外見がそれっぽく見えないのだがな。中学の頃からってのも中途半端な時期だし。幼少期を知らないわけだからな。幼なじみ枠なのかどうかまでは、今の段階ではなんとも。

……ヒロインの分析になると、妙に鋭いよね。今までどれだけギャルゲーをやり込んできたのよ。

2015-07-14-135224
2015-07-14-135250
▲「暇だったので声をかけた」などの理由で、このような夫婦漫才を強いてくる。一緒にいると退屈しないだろうが、主人公は少しウンザリしている模様。

へえ。面白いのは確かだけど、ちょっと疲れそうな子だね……。

ああ。このようなタイプは、活動的・ユニークな選択肢をチョイスしないと、ノリが悪いとシラけさせてしまうことがある。だが、ガサツそうに見えて「本当は女の子としても見てほしい」という乙女心も隠し持っており、茶化すべきか真面目に接するべきかの線引きが重要になってくる。それは「シオンとあたしの仲」「衝撃的な出会いを果たした二人」と、ギャグはギャグでも主人公を小馬鹿にするようなことは言わず、むしろ恋人っぽいことを言ってくる辺りからも感じ取ることができる。内心、ずっと気にはなっているけど、ジョークでからかって完結させることで自分の気持ちを誤魔化しているのかもしれないな。

このような、一見すると図太いようで実はデリケートな女の子は、先ほどの優等生キャラの綾辻と比べると、やや攻略の難易度が高い。ゲームに慣れる前から手を出すと、苦戦を強いられる可能性がある。

ぎゃー長い! そして分析しすぎで怖い! 内心こんなことを思っている主人公なんて嫌だー!!

とまあ、そんなわけで、攻略のハードルがやや高そうな印象を受ける。キャラそのものは、面白いから俺は好きなんだけどな。

清々しいまでにあざとい上級生「森島 はるか」

さて、文字数がかさんできたので、キャラ紹介はこれで最後にしよう。
最後は、学校内で絶大な人気を誇るアイドル的存在な先輩である森島 はるかだ。

この子、発言や行動があざとい。
とにかくあざとい。
それでもって、妙に場慣れしたことを言ってくる。

ふーん? 具体的に、どうあざといの?

2015-07-14-135740
▲転んだ主人公を見下ろす森島。よくある「スカートの中が見えてしまいそうになる」という、ラッキースケベなアレだが、森島は「で、立たないの?覗かれてる気がするんだけど」「まあ、見えてないだろうからいいけどね」と、全く動じずに朗らかに笑う。

2015-07-14-135912

2015-07-14-135930

2015-07-14-135950
▲知り合って初日で、急接近して「可愛らしい目をしてる」だ。すっかり惚れ込んでしまった主人公だが、おい、それでいいのか。

ああ、なるほど。こういうタイプね(笑)

清楚系ナンタラが流行りだから、恐らくはそういう雰囲気を狙ったヒロインだろうな。しっかり者に見えて天然という説明があったのだが、1枚目の画像の髪をよく見てほしい。さりげなくカチューシャをつけていたり、前髪の先をロールさせていたり、細かいところで周りと差をつけて可愛さを表現している。指を添える仕草、スカートを覗かれそうになっても動じない場慣れ感。こいつ、分かっててアイドルを演じてやがるな。

ま、また始まった……。

だが、ラブプラスの寧々が、「傘の本当の使い方を教えてあげる」と言い、傘で隠しながらキスをしたことでファンが騒然となった一件がある。主人公との恋愛が初めてではないかのような、過去の男を匂わせるニュアンスだったからな。

ギャルゲーにもいろいろな個性的なキャラがいるが、「恋愛経験は主人公が初めて」というこの一点だけは、どのゲームでもどのキャラでも、ほぼ共通している。アレな嗜好のゲームでもない限りは。

なので、恐らくは「意味深でいかにも慣れていそうな感じだが、実のところ自覚症状のない罪な天然」という位置づけだろうな。

な、なるほど……シオン的にはどうなの、そういう子は。

嫌いじゃないが、どちらかと言うと天然キャラより、本当に場慣れしていてわざと天然を演じている方が好みだ。黒いキャラが好きなもんでな。

ああ……そんな感じだよね、シオンって……。

まとめ

まあ、そんな感じで、冒頭のシーンを、キャラの説明を交えながら紹介してみました。

シオンは、最初に誰を攻略するの?

うーん、綾辻かな。ヤンキー疑惑な優等生の。

そのフレーズはやめてあげようよ……。でも、なんで? やたら懐疑的なことを言ってアラ探ししてたよね。

あざといアイドル、森島の時に言ったとおり。俺は黒いキャラが好きなの。裏がありそうな、ね。だからむしろ、綾辻が実は荒くれキャラでしたとか、家では超グータラしてますとか、そういうものを期待して選んだ。

森島センパイにもそういう一面がありそうじゃない? あの人じゃダメなの?

ダメだ。

!?

2015-07-14-140024
▲こちら、記事の最初に紹介した、行動選択の画面。「綾辻にしようかな……」と思っていたところに、強制イベントが発生。綾辻ではなく、森島センパイのいる図書室へ向かうことに。

2015-07-14-140046
▲そして、主人公を見かけて開口一番にコレである。嫌な予感しかしない。

さあ、この記事を読んでくれている善良な読者さんたちにクエスチョン! この後、なにが起きるでしょう?

ヒントは、「図書室で」「ちょうどいいところに!」と言わんばかりにこちらへ寄ってきたことです。

2015-07-14-140256

2015-07-14-140304

うーん。本の整理を手伝わされるとか?

ファイナルアンサー? 正解は……次回の記事で。

吐け、今すぐに。

正解は、「借りたい本がたくさんあって運べないので、本を運ばされる」でした。

なるほど、そっちか。完全にアッシー君だね。

ああ。そのくせ、主人公はマンザラでもないご様子だ。

2015-07-14-140402

2015-07-14-140410
▲断るという選択肢が現れず、勝手に頷く主人公。こいつとは仲良くなれそうもない。

これが、さっきのガサツな棚町だったら、すごく嫌そうな顔をするんじゃないだろうか。

あー、それはあるかもしれないね。完全に一目惚れしちゃってるもん、この主人公。

俺はな、最初はどんな外見のキャラであっても、愛着なんて湧かないんだよ。かわいいキャラなんてその辺に溢れかえってるだろ。

女は中身と言いたいのかしらね、キミは。

そういうことだ。色々なイベントがあって、会話があって、だんだんとお気に入りができてくる。興味がある程度ならまだしも、いきなり好きになられると俺としてはついていけない。

ありゃー、結局、エビコレ+ アマガミはおすすめできないって記事かな?

いや? 楽しいから今後も続けていくよ。ただ、この一件で、森島センパイが気に食わないと思っただけだ。

全国の森島センパイのファンを敵に回してどうするのよ、なんでそんなことをわざわざ言う必要があるの?

よくぞ聞いてくれた。こいつを見てくれ。これをどう思う?

2015-07-14-140618

これは……ヒロインごとの好感度を示した表かな?

その通り。顔が表示されているところが、そのヒロインの現在の評価だ。文字が隠れているが、「デアイ」と表示されており、まだ出会ったばかりで発展が何もない状態を示している。

まあ、初日だもんね。で、この好感度表がどうしたの?

2015-07-14-140634

森島センパイの好感度も「デアイ」なのだが、よく見てくれ。なにかに気づかないか?

んー? そういえば、好感度は上だけじゃなくて、下もあるんだね。テキタイって、ひどい状態だなあ……。

よくぞ気がついた。森島センパイを、このテキタイまで突き落とすことを第二の攻略にすることにした。

見ていろ森島。俺をパシりに使ったことを後悔させてやるぜ!!!!

完全に遊び方を間違えているよ、この人……。

おまけ

2015-07-14-141050

2015-07-14-141110

2日目にして、早くも予想が当たったようです。
まだ主人公は気づいていませんが、どう見てもこれはクロです。
これからが楽しみ。

そんなわけで、エビコレ+ アマガミ、おすすめです。
7月中なら、PS Plus加入者は無料で遊べるので、ぜひ遊んでみてください。

エビコレ+ アマガミ特典なし
角川ゲームス (2014-01-30)
売り上げランキング: 892

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)